夏目颯人 詩人家

詩の無断転載NGです

見る角度

2018.5.14

嫌と言えない君は僕によく似ているね

何処か似てるから惹かれ合ってるんだ

僕にあるもの君は持ってない

君にあるもの僕は持ってない

それが二人の間を刺激した

君に出逢えよかった

運命がもしあるなら
それを信じてみてもいいかもしれない

これからも ずっと もっと

感じあっていたいんだ

完璧なんて

2018.5.16

完璧な人間なんて一人としていないよ

悲しい時 泣けばいいんだよ

苦しい時は無理に笑わなくていいよ

辛い時は辛い時なんだよ

自分を作らなくていいさ

今を感じればいいさ

それが人間って色を作るものさ

与えられた試練に逃げ出したくもなる

それでもいいのさ

完璧な人間なていやしないんだ

色彩感覚

2018.5.17

僕の見た色は
君と見た色と違うのかもね

君が見た世界は
僕の聴こえた世界とは違うのかもね

君が色鮮やかに染めるから

僕は僕のままでいられた

君があまりにも愛おしいから

僕は僕は 思いをはせた

見る角度を変えれば
また違う景色が映る

君の見る色が同じに見えたらな

僕には分からないよ

孤独なのは

いつもあなたは独りにさせて

いつも貴方は私の先を行って

なぜ同じ歩幅で歩いてくれないの?

貴方にとって私は

この気持ちがいっそ消えてしまったら

こんなにも胸は締め付けないのに

忘れられないから心が叫ぶの

いつも貴方は勝手で

いつも貴方は私を待たせて

もうこれ以上待てないよ?..

素直

愛してるって言えないのは
恥ずかしいから

好きって言えないのは
素直になれないから

こんなにも好きなのに
思いを伝えられない

ただ君が好きな事に変わりはないのに

愛してるって素直に言えたなら
好きだよって素直に言えたなら

君に僕の思いは届くのかな
君の心に触れてみたい

愛してるって

2018.5.26

降り出した雨に立たずむ君

お互いの距離は開いたまま

『本当に最後なんだね』って

何で好きなのに
別れなきゃいけないの?

何で愛してるのに
離れなきゃいけないの?

もうお互いに大人にならなきゃ
背伸びをしたままでは

二人は大きくなれないから

降りしきる雨の中
君の頬に雫が流れた